JIS Z 2343-1~6部構成に規定されている非破壊検査です。
材料及び製品の表面に開口しているきず、例えば、亀裂、重なり、しわ、ポロシティ、融合不良などを検出する事が出来ます。
適用例
建築鉄骨・バット溶接溶け込み深さ調査

浸透液(写真では赤い液)を検査範囲に塗布し5~10浸透処理を行います。(開口部へ赤い液が染み込む)

浸透液を専用の除去液を用いて除去後。
現像材(写真では白色粉末)をスプレーし現像材と開口部に残存する浸透液による毛管現象により開口部が浸透液の色で認識出来ます。
様々な材料、状態に適用可能です。但し注意点もあり…
浸透探傷試験は鉄以外にも非鉄金属や樹脂類又、材料、製品の製造中、稼働中、保守点検時も幅広く適用可能な非破壊検査になります。
但し、他検査へ代替えした方がいい場合もあります。例えば多孔質の表面状態のものや、浸透液が除去できない染み込む材料は検査は出来ません。具体的には溶射された面、塗装面、景観を重視した塗装面(塗装前も不可。浸透液が浮き出てきます。)などです。
検査のご依頼、ご質問御座いましたらお問い合わせください。